2023.05.28

Minecraftに影Modを導入する際の考え方|Minecraft Java ver.

最近初任給をもらえたので念願のゲーミングPCが手に入りました。
さっそくMinecraftのModを入れようとしたんですが、予想以上に難しくて非エンジニアの方とかはかなり苦労しそうだなと思ったので、本記事ではその際に調べたことなどを書き残しておきます。
本記事では1.19.4のMinecraftを例に画像などを作っていますが、どのバージョンでも入れられるような説明をしていますので、ご安心ください。
本記事がMinecraftのModの考え方などを理解する一助になれば幸いです。

MinecraftのModに関する用語

まず、MinecraftにModを入れる際に重要となるいくつかの用語を紹介します。

バージョン

Modを導入する際に最も重要となるものの一つがバージョンです。

Minecraftは世界で最も売れたゲームと呼ばれるほど人気のゲームなので、現在でもマイクロソフトによって活発に開発がされています。
小さいリリースでいうと数日から数週間に一度程度、1.18 → 1.19 などの大型のアップデートは数ヶ月に一度程度の頻度で行われています。

各Modは特定のバージョンのMinecraftに合わせて作られているので、想定されているバージョン以外のバージョンのMinecraftを動かそうとするとクラッシュすることが度々あります。
そのため、MinecraftのModを入れる際にはMinecraft本体とModのバージョンを揃えることが非常に重要です。

前提Mod

Modの中には軽量化Modなどを入れることが前提となっているModがあります。
例えば影ModなどについてもIrisOptiFineなどの軽量化Modを入れることを前提としているものがほとんどです。

この前提Modの中にはOptiFineのようにMinecraftの環境を作ってしまえるものがあります。
しかし、前提Modで環境を作ってしまうと後述するMod管理ツールを利用できなくなってしまうため注意が必要です。

Mod管理ツール

名前の通りModを管理するためのツールで、有名なものではMinecraft Forgeなどがあります。
これ以外にもGUIでModを管理できるCurseForgeなどもありますが、本記事ではForgeの方を使っていきます。

このMod管理ツールで作った環境に前提Modなどを導入し、その中で影Modなどを使う形となります。
これを図で表すと下のようになります。
Minecraft-1.webp

そしてこれらのver.A, ver.A', ver.A'', ver.A'''のすべてを合わせてあげないとModどころか最悪ゲーム自体が動かなくなることもあります。

以下では影Modを例にとってこれらのModのバージョンを合わせる方法について説明していきます。

影Modの入れ方

今回はBSLという影Modを入れていきます。
入れた後のイメージはこんな感じ↓
image-1.webp

手順としては、まずOptiFineをダウンロードします。
次にForgeをダウンロード・インストールし、その中にダウンロードしておいたOptiFineを導入して、最後に影Modを導入するという流れになります。

前提として、Minecraft Launcheについては入れてあるものとしますので、もし入れていない方はそちらを先に入れてみてください。

また、この手順を進める前に必ずワールドデータのバックアップを取っておいてください。
デフォルトではワールドデータはC:\Users\<ユーザーネーム>\AppData\Roaming\.minecraftフォルダ内に入っています。

OptiFineのダウンロード

まずはOptiFineをダウンロードしてきます。
OptiFineは以下のリンクからダウンロードすることができます。

ただし、ここで注意として、OptiFineのバージョンとMinecraftのバージョンを揃える必要があります。
具体的には下の図で示している2つの数字が一致するようなバージョンを選びます。
optifine-ver.webp
minecraft-ver-1.webp

ダウンロードしてファイルはとりあえず一旦おいておきます。

Forgeのダウンロード

次にForgeの導入手順を説明します。
Forge導入のためにまずはJavaの実行環境をインストールしていきます。
最も簡単な方法はPowerShellなどのシェルを使ってコマンドでインストールする方法です。
PowerShellは↓こういうやつです。
powershell.webp
これをWindowsの下の検索から開き、次のように打てば最新のJavaの実行環境がインストールできます。

winget search Microsoft.OpenJDK
winget install Microsoft.OpenJDK.表示された中で一番新しいやつ
例) winget install Microsoft.OpenJDK.17

ただこれは非エンジニアの方には少しハードルが高いかもしれません。

一応ブラウザからzipファイルをダウンロードしてインストールする方法もあるので、もし難しい方はそちらも検討してみてください。
listCard

次にForgeを導入します。
まず、以下のリンクからインストーラーをダウンロードします。

ここで、現在の自分のマインクラフトのバージョンとForgeのバージョン、そしてOptiFineのバージョンを合わせる必要があります。
OptiFineとMinecraftのバージョンは先程確認したので、後はForgeとOptiFineのバージョンを合わせれば大丈夫です。
図の2箇所の数字が一致していることを確認してダウンロードを行ってください。
OptiFineに表示されているForgeのバージョンとForgeの公式サイトの一番上にあるForgeのバージョンが一致することは殆どないので、下にあるshow all versionから一致するものを探しましょう。
optifine-ver-forge.webp

forge-ver-1.webp

ダウンロードサイトに飛んだら右上のスキップを押せばダウンロードが始まります。

影Modのダウンロード

後は影Modをダウンロードしてきます。
今回は以下のBSL Shadersを使いますが、これは好みによって変更してください。

上のリンクからBSLのダウンロードサイトに飛べます。
自分のマインクラフトのバージョンに合うものを選んでダウンロードしてください。
複数ある場合はとりあえず一番新しいものを選んでおけば大丈夫かと思います。
bsl-ver.webp

各ツールのインストール

まずはForgeをインストールします。
先程ダウンロードした forge-~というファイルをダブルクリックで実行し、手順に従えばインストールすることができます。
この際、必ず自分のマインクラフトのワールドデータのバックアップを取っておいてください
ワールドデータは C:\Users\<ユーザーネーム>\AppData\Roaming\.minecraftフォルダ内に入っています。

次に、先程作ったForge環境にOptiFineを導入します。
正常にForgeがインストールされていれば C:\Users\<ユーザーネーム>\AppData\Roaming\.minecraftmodsというフォルダができているので、ここに先ほどダウンロードしてきた OptiFine-~を置きます。

この状態でMinecraft Launcherを起動するとForgeの起動構成が追加されているかと思います。
そのまま起動し、設定画面のビデオ設定からシェーダーの詳細設定を開きます。
シェーダーフォルダーを押すと C:\Users\<ユーザーネーム>\AppData\Roaming\.minecraft\shaderpacksというフォルダが開かれるので、ここに先ほどダウンロードしてきた影Modのzipファイル(BSL_~)を配置し、シェーダーの詳細でBSLを選択します。
launch-conf.webp

micra-home.webp

setting.webp

setting-video.webp

setting-shader.webp

setting-shader-bsl.webp

ここまで来れば、後は起動して確認するだけです。
ブロックの質感が変わっていれば成功です。

まとめ

長々と説明してきましたが、正直この通りにやってもうまく行かないことはあると思います。
そういうときはダウンロードしたバージョンが正しいかなどを改めて確認してみてください。

これもうほとんどデバッグに近いので非エンジニアの方には本当に優しくないと思います。
マイクラでModを自力で入れられるとこまで来たらかなりITリテラシ高いので、めげずに取り組んでみてください。
それでは、よいマイクラライフを!

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あすなろ

広告代理店で働いている新米エンジニアの技術ブログです。主にWeb技術で遊んでいます。日々楽しみながら学んでいくことを目標としています。

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